システム手帳のお話を補足します。
2020年12月6日の【他故となおみのブンボーグ大作戦!】のコーナー「ブンボーグAの今週の文房具」ではシステム手帳についてご紹介しました。
番組内では説明しきれなかった内容をブログにて補足します
リフィルサイズ
システム手帳にはいくつかの大きさがあり、リフィルのサイズはおおよそ以下のサイズになっています
A5サイズ:210mm×148mm
バイブルサイズ:170×95mm
ナローサイズ:170×80mm
ミニ6穴サイズ:128×80mm
M5サイズ:105×62mm
大きいものを上に、小さいものを下に、5枚重ねている。システム手帳は上から3つまでの穴の位置が同じであるが、かと言って小さいリフィルを大きいバインダーに綴じることができるかというとそうではない。
実際、無加工で綴じることのできる組み合わせは下記のとおり。
A5:A5、M5
バイブル:バイブル、ナロー、アシュフォードのM5の一部(写真一番上)
ナロー:ナロー、アシュフォードのM5の一部(写真一番上)
ミニ6穴:ミニ6穴、M5
それでは他故さんの私物写真を交えてご紹介しましょう
上段左:A5サイズ「タイムシステム」革バインダー
上段右:バイブルサイズ「ファイロファックス ウィンチェスター」
下段左:ナローサイズ「ノックスブレイン ユナイト」
下段中央:ミニ6穴サイズ「アシュフォード ラムスキン」
下段右:M5サイズ「デザインフィル プロッター」
A5サイズ タイムシステム
タイムシステム社のA5判6穴バインダーシステム。「アクティビティ・チェック・リスト」を中心としたマネジメント用リフィルをセットされた、ビジネスプロのためのシステム手帳。「人間は同時に9つまでのプロジェクトを管理できる」とされ、赤いリフィルプロテクターには1から9までのタブがある。
バイブルサイズ ファイロファックス ウインチェスター
1984年、日本に上陸し瞬く間に「システム手帳ブーム」を巻き起こしたファイロファックス。その時のモデルが「ウインチェスター」である。写真は「ウインチェスター」の豚革仕様。
ナローサイズ ノックスブレイン ユナイト
日本製としてはじめてバイブルサイズのシステム手帳を作ったメーカー・ノックスの特殊サイズシステム手帳。高さはバイブルサイズ、幅はミニ6サイズで、充分な紙面を確保しつつスーツの胸ポケットに入る。
ミニ6穴サイズ アシュフォード ラムスキン
現在もっともアグレッシブにシステム手帳を開発販売しているアシュフォードの革バリエーションのひとつ。上質で柔らかにラムスキンの手触りはひとを安心させる。
M5サイズ プロッター
デザインフィルのシステム手帳と文具のブランド「プロッター」より、2020年9月に新発売となった待望のM5サイズバインダー。一枚革で無駄な機能が一切ない。
※このほかにHB+WA5(えいちびー たす だぶりゅーえーご)という〈高さがバイブルサイズ、幅がA5サイズ〉のわりと正方形に近いサイズもあるのですが、残念ながら他故さんは使用したことがないそうです
他故壁氏のシステム手帳購入履歴
他故さんに、自身のシステム手帳購入履歴をまとめてもらいました(*´ω`*)
1984年(昭和59年)
・ファイロファックス日本上陸。
・『スーパー手帳の仕事術』(山根一眞著・ダイヤモンド社刊)よりシステム手帳ブーム到来
1987年(昭和62年)
・マルマンのシステム手帳「データプラン」ビニールバインダーでバイブルサイズシステム手帳初購入、のちに廃棄
・『リフィル通信』(アスキー刊)創刊、アンケート欄にシステム手帳ユーザであることを記入し葉書を送付。懸賞企画の景品であるファイロファックスジョッターをゲット(参考:http://powertac.blog.shinobi.jp/Entry/1876/)
・『リフィル通信スペシャル』(アスキー刊)にてインタビュー記事掲載、他故壁氏オリジナルリフィル紹介
・『システム手帳のアクセス術』(山本邦子著・ビジネスアスキー刊)にて他故壁氏オリジナルリフィル紹介
時期不明
・ミニ6穴システム手帳(ビニールバインダー)を導入。メーカー不明。ちいさすぎて合わなかったため早々に使用を断念、その後紛失
時期不明
・無印良品のシステム手帳(製品名不明)を購入。スーツの内ポケットに入るバイブルの極薄タイプで、メモ用として使用。残念ながら紛失
1989年(平成元年)
・タイムシステム社のシステム手帳「タイムシステム」でA5判6穴システム手帳導入。以降は「メインはA5、サブは薄型バイブル」で仕事とプライベートをこなす
1995年以降
・システム手帳のブームが去り、データをパソコンで管理できるようになったため、しばらくシステム手帳から離れる。
・手書きメモの減少期
2015年(平成27年)
・デザインフィルのシステム手帳「ノックスブレイン・ルフト」購入。個人的にシステム手帳のブーム再燃
2018年(平成30年)
・デザインフィルのシステム手帳「プロッター」(3穴)購入
2019年(平成31年/令和元年)
・ファイロファックスのシステム手帳「ウインチェスター」(バイブルサイズ)購入
・デザインフィルのシステム手帳「ノックスブレイン・ユナイト」(ナローサイズ)購入
・ファイロファックスのシステム手帳機能つきウォレット「M2」(3穴)購入
2020年(令和2年)
・アシュフォードのシステム手帳「ラムスキン」(ミニ6穴)購入
・デザインフィルのシステム手帳「プロッター」(マイクロ5)購入。
いやはや。
複雑だけれど、わかると・ハマるとおもしろいのがシステム手帳の世界ですね。
それにしても、大学時代から雑誌に登場したりオリジナルリフィル掲載したりしていた他故さんは何者なのか……この頃があって、今があるのだろうな……となおちゃんは納得しましたとさ。(おしまい)